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ゆーきはいわゆるアレルギー体質とゆうやつで、皮膚にはジュクジュクと汁が出たり、ゼンソクにもなったりした。(現在は漢方薬治療のおかげでずいぶん肌もきれいになったしとても元気になった。)一方、みゆうは皮膚もスベスベ、まあ万年青鼻をたらし、しょっちゅう風邪もひくが今のところアレルギーの症状は出ていない。同じ親から生まれてもその子の体質によって差もでてくるのであるが、みゆうとて全くアレルギーになる素質がゼロとは断言できない。そこでゆーきでの失敗をふまえてみゆうの時は離乳食スタート時よりかかりつけの皮膚科の医師の指導をもとに進めていった。2人の違いを書いてみると、《離乳食の開始時期》…ゆーき→4ヶ月半、みゆう→8ヶ月半以降。《動物性蛋白(白身魚等比較的アレルゲンの少ないもの)を与えた時期》…ゆーき→5ヶ月、みゆう→1才以降。《動物性蛋白(赤身の魚、牛肉等)》…ゆーき→6ヶ月頃、みゆう→1才2ヶ月頃 《牛乳(沸とうさせていない)やヨーグルト等》…ゆーき→5ヶ月以降 みゆう→1才2ヶ月以降。《卵や卵の使われている食品》…ゆーき→6ヶ月 みゆう→1才3ヶ月頃と、与える時期が半年も差があるのである。無論、生まれた時からゆーきはひどいシロウシシに悩まされたが、みゆうは乳児性のしっしんが全くといっていいほどでなかったとか等の違いもあるのだが、早く与えるのは必ずしも良いとは限らないと思った。いくつになっても初めて授った子供を育てるというのは難しいものだね。 |
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それは1才5ヶ月の時だった。いきなりしゃがみこむみゆう。そして一言…「ちー。」「???」最初は彼女が一体何を表現しようとしているのかわからなかった私。次の瞬間「ピン!」とひらめきそーっとみゆうのおむつをめくってみる。そこには湯気が上がっているホカホカのおむつがあった。そして又ある時はいそいそとティッシュを一枚引っぱり出しおむつのあたりをふきまくる仕草をみせたみゆう。疑いながらもおむつをおもむろにめくる私。「おーっ!!!!!!」又々ホカホカの湯気付おむつを拝むことができた私。 そんなこんなで日々が流れ1才6ヶ月になった今は、一日に1、2回彼女の気分次第(?)でおしっこがしたい事を教えてくれるようになりトイレに用をたすようになった。時々おむつに用をした後で教えてトイレに行けなかった事を泣き伏してくやしがる時もある。 正直なところ私はトイレトレーニングをする気は全くない。今はまだおしっこがたまった感覚が半分しか理解できてないようでもあるし、こんな時期に無理にトレーニングしたとこで子供にも負担がかかるし、何より親が大変である。なまくらな母である。とズルズルトレーニングを引き延しているとはずすタイミングをのがしたりしないか…とフッと思うこともあるが、まあ3才頃におむつははずれるだろうと思っている安易な考えの私は今日もまたおむつの洗濯に精を出すのであった。 |
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「下の子はませこい」と一般的に言われるが、我が家とて例外ではない。上の子の仕草・行動を一足早く察知してひそかに練習を重ね、ここぞというときに親に披露してくれる。 ゆーきは保育所で学んできた "ずっこけながら『あ〜あ〜あ〜』" と言う行動をみゆうの前で何度か行う。その後みゆうが「あ〜あ〜あ〜」と発声練習しているのを私は聞き漏らさなかった。そして数日後、彼女は完全に近い状態で真似をしてみせてくれた。おぬし、ただ者ではないな…!と思いあがる母。 そんなある日、都合でみゆう一人を実家の母に預けることになった。彼女はいまだかつて私のそばを離れたことはないのだ。彼女の頑固な面が幸い(?)してか実家では泣くこともなく遊んでいたそうだが、食事をとろうとしなかった…。春にゆーきの入院で付き添いをしていた時、一人取り残されたみゆうがハンガーストライキを起こして、結局親子3人で仲よく入院生活を送った日々が頭をよぎっる。頑固もここまでくると拍手もんだと感心するしかない。やはり一人で実家に預けるのは可哀想だったと反省することしきりだった。 その後、実家の母がやってきて「ちーばあちゃんの家で遊ぼうか?」と彼女にお誘いをかけた。それまで積木で遊んでいたみゆうはすっくと立ち上がり、2・3歩駆けたかと思うとコロンと寝転がるやいなや「ガ〜、ガ〜」といびきをかく真似をした。まだ自分の気持ちを言葉にあらわせない彼女がとった行動に周囲の皆と大笑いする半面、彼女の心を思うと胸が痛むのだった。 |
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ゆ&みのママは現在 妊 中だ。5ヶ月目に入った頃ゆーきにその事を伝えたら予想に反して、彼はとても喜んだ。「あたやん、いつ赤ちゃん生まれるが?」「ゆーきが桜組になった曳山祭の頃かナ」「え〜!まだまだやぜ!!赤ちゃんきっとゆーきによく似た優しい男の子やと思うよ。楽しみやなぁ」みゆうが生まれてからというもの私に甘えたいのをかなりガマンさせ、しかも叱られっぱなしだったのでこのような返事が返ってくるとは思わなかった。しかし、その日以来、彼は毎日「あたやん、おなか痛い?入院せんなんが?」と尋ね、寝る前など突然不安に襲われるらしく「あたやん、いつ入院するが?あたやん入院したらゆーちゃん淋しい!」と涙ながらに訴えるのである。愛しいわが子の訴えに胸がジーンと熱くなり私も一緒に涙ぐむ。Tこいつ!泣かせる事を言ってくれるよ!Tと母と子の絆に思いを馳せていると彼はこう続けた。「あたやん入院したら淋しい。だって、だって…ゆーちゃんごちそう食べれんようになるもん!誰がごちそう作ってくれるがけ!!」私は思いっきりコケた。 みゆうの反応は…というと当然の事ながら赤ちゃん返りをして、“だっこ!”の言葉が増えたが、それよりペタンコだった私のおっぱいが膨らんできたのが珍しいのかギューッと押しては“あはは”と笑っている。果してどんなお姉さんになるのか不安だらけの母であった。 |