ゆーきママの子育て日記

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「おならをしたらちゃ〜んと言おうね」

以前、おならをしたら”すまん”と言うように主人が仕込んだ…という話をしたと思うが、これはいまだに健在で、先日「ゆーちゃん、ちょっとうんちくんしてくるわ」とイソイソとズボンを脱ぎトイレに駆け込んだ。「う〜ん、う〜ん」とふんばる声はノーマルである。「あっあっおー。めえりちゃんのめっちょばぁ!めっちょばぁ〜(メリーさんの羊を歌ってるつもり)。うっう、おっおっ………すまん………すまん……」主人と私は顔を見合わせた。確認のために私は「ゆーき、おならしたが?」と尋ねると、「そーだよ。だから"すまん"ゆーたが」という返事が返ってきた。

また、隣の部屋でブロックで遊んでいたゆーきは私の方に駆け寄りお尻を向けてペタンと座り「あたやん、くさい?ゆーちゃん今そこでプーしたがいけど」とわざわざ臭いをかがせに来てくれた。全く律儀な奴である。

そんなある日、私がうっかりゆーきの前でおならをしてしまった。私はゆーきがどんな反応をするか、あわよくば黙っていようと思っていた矢先に、「あたやん、プーしたんけ。"すまん"ゆーて」と言われてしまった。”2才児だからとあなどれない”という事を母は学んだ。

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あせるなあせるな

みゆうは5月3日生れだから、もう満6ヶ月をすぎてしまった。…が、まだ離乳食をもらえないでいる。「親がなまくらをしている」という一言でも片付けられるが一応それなりの理由もある。

(…と自分に言い訳をしているようでもあるが。)ゆーきはアレルギー体質であるがゆえ、まだ刺身のおいしさや卵のおいしさを堪能できない。というのも7、8カ月の頃に動物性蛋白すべてに対しジンマシンが出るようになってからである。もとをたどればゆーきは4カ月の頃から離乳食をスタートさせ、6カ月に入る頃には魚や肉を与えていた。皮膚科の先生に言わせると動物性蛋白のものは急いで与える必要は無いという、あせって早く与えるとそういう素質のある子はアレルギーになりやすいというのだ。

みゆうは今のところ、ものすごーく丈夫だ。が、かかりつけの皮膚科の先生に相談したところ、上の子がアレルギーなら下の子もそうなる可能性があるから気を付けなさいという答が返ってきた。先生が言われるには、「離乳食スタートは6カ月以降、白身の魚とかササ身は8カ月以降、卵は1才を過ぎてからでよい」ということだった。子育てに関し、ちまたでは早ければ早い方がいいという傾向がある。断乳にしろ離乳食にしろトイレトレーニングにしろ焦ることはない。その子その子のペースに合わせてあげるのが良いのではないかと思う母であった。

ちきゅうにやさしい

6ヵ月にはいり一人でお座りしてじっくり遊ぶようになった頃から、ふっと気づくと大人の視線は全てゆーきの方にいっていて、膝の上に抱いていたとしてもみゆうが一体何をして遊んでいるのか気がつかない…というような事が起こるようになった。ゆーきが散らかした折り紙や広告等々気づいたときには見るも無惨な姿になっていて、もう一度紙を漉きなおしできるかのような状態になってしまっている。口の中に紙は入っていないか確かめる、「ない!!」とりあえず一枚分の大きさになるかそお〜っと広げてみる、「何とかちゃんと一枚分になるかなナ?」とホッと胸をなでおろす。

そんなある日みゆうのうんちから青とも緑ともいえる筒状のものがでてきた。おそるおそるつまみあげ、しげしげとながめる、字が書いてある、"ちきゅうにやさしい…"エコマークのシールのようだ。一人目のときにはない失敗も二人目にはあるようだ。しかし紙だから良かったようなものの、もしも小さいオモチャだったら…と思うとゾッとする。気をつけなければ!!

話はかわり、近頃はみゆうのしぐさに笑う事がよくある。ゆーきの"シャン、シャン、シャン"は左手を固定させ、右手を動かしていたものだが、みゆうは両足をパタパタ動かしてこれまた上手にパンパンといい音をたてる。鼻カゼをひいた時には、直径10cmはあると思われる鼻チョウチンを作り、私が割るまでずっとみゆうの鼻についていた。現在みゆうは7ヵ月。ハイハイしはじめるのは時間の問題だが少しでも遅い方がいいなどと勝手なことを考える今日この頃であった。

こなきばばあがでたぞ

「子供を叱る」という事は親にとって、ものすご〜くエネルギーを必要とする。子供の年齢に比例して体力も必要とされるように思われる。例えば私の場合、言葉で叱っているうちにイライラや怒りにもエスカレートして、くどくどと叱ってしまいがちになり非常によくない。そこで登場したのが「こなきばばあ」である。ゆーきが反省しなかったり反抗的な態度をとると「あ゛〜〜〜」という不気味な声を出し、ゆーきの上にのしかかり体重をかける。不運な時はみゆうを背負った状態でのっかるのでたまったものではない。ものの1分もかからずに謝りたくなるようだ。ゆーきは魔法の呪文を唱えると子泣きばばあが退散すると思ってか「元に戻れよマジョンナホイ」などと唱えているが“甘いな!!”の一言で片付けられてしまう。ゆーきの努力はいとも簡単に崩れ去るのであった。

そういえば雷が鳴り響いていたある日の事、“ドッカーン、ゴロゴロ…”という雷鳴を聞くやいなや、ゆーきはお義母さんにこう尋ねたそうである。「あたやの雷落ちたんけ?」誠に素朴な疑問である。その話を聞いた瞬間、カミナリ様のパンツ姿でゆーきの前に仁王立ちしている自分のサマが脳裏をよぎった。

なんだかなぁ…

みゆうは5月3日生まれだから現在9ヶ月である。だからお座りもできるし、つかまり立ちもできる、ハイハイもできる。なのに寝返りができない…正確にはできなくなってしまった。私の記憶が正しければ確か4ヶ月に入った頃に寝返りをし始め、うつぶせの嫌いなみゆうは寝返っては "助けてくれ〜!!" と言わんばかりに大暴れしていたものだ。そして月日とともにお座りして遊べるようになった5ヶ月目頃からどうやら寝返る方法を忘れてしまったようなのだ。一応時折努力しようとするが大きくなりすぎたおしりが重たいせいか全くひっくり返る気配がない。つかまり立ちして誤って、てっころがっては "助けて〜!!" と大暴れする。あまり動き回ってほしくない時は多少うるさいのを我慢しさえすれば仰向けに転がしておけば身動きがとれなくなるので誠に好都合ではあるが "なんだかな〜…"と思ってしますう。

一方ゆーきはというと、先日温泉に行ったときのこと、年配の御婦人がゆーきに "年はいくつ?" と尋ねられた。ゆーきはただ、ただじーっと御婦人の顔に釘付けになっていた。そして "なんで半分なんけ?" と言い出した。私は "半分ゆーて何?" と聞くと、ゆーきは "この人の歯、なんで半分なんけ?" と言った。 "へっ?" と思い御婦人の顔を見ると前歯が半分なかった。私は顔から滝のように汗が流れ出るのを止められなかった。

by ゆ&み&かのママ

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