「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2004年11月

寒い朝
 寒い寒いと思ったら城端のシンボル袴腰が白くなってました。 去年より一週間おととしより1ヶ月遅れです。 本格的に寒くなってくるのでそろそろ冬タイヤの準備をしなくては。
 それでもこの寒さの中、世話をしている店前のプランターの花が咲いています。 名前はわかりませんが、夏場に増殖して間引きした黄色い花です(どなたかご存知でしたらお教えいただければありがたいです)。 店前の花もサイトの更新を怠ってますが、常に変えてますので、歩いて楽しんでいただければと思います。
 きょうは綿入りの古大島に焦げ茶の半衿、裂織りの黒い角帯に焦げ茶の袴、茶色のショールを巻いています。
 城端と井口が出資している第三セクターのトナミロイヤルゴルフが倒産しました。 営業は続けるそうですが、寒いニュースです。
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2004年11月30日(火)  No.478

汽車で映画
 高岡へ映画を見に行きました。 山田洋次監督「隠し剣 鬼の爪」です。 ひと言で言うと「たそがれ清兵衛」の二番煎じ(身も蓋もないですね…)なんですが、結構楽しめました。 松 たか子さんをイイナと思った事なかったんですが、この映画ではとても輝いてました(でも「たそがれ…」の宮沢りえさんには負けてますが…)。
 時代考証に則った衣裳も見応え充分(というか興味津々)でしたし、特に僕のような袴派にはたまらん映画です。 ただ、きもので時代劇を見に行くと「コスプレ…」と蔭声が聞こえてきます、…違うんだけど(苦笑) なんにせよイオンでは浮いてました>自分。
 ところで今日は車を使わずJR城端線に乗ってみました。 読書しながら…と思っていたんですが、つい熟睡してしまい、計画倒れに(笑) でものんびりできたのでリフレッシュできます。
 昔ながらの四人掛けの座席は背もたれが垂直で座り心地は悪いですが、とてもいい雰囲気です。 そしてなんと、JR城端線は電化されていません。 ディーゼル車ですから「汽車」と呼んでます。 扉も手で開けなくてはならないんです(閉まるのは自動ですが)。 どうですか?話の種に乗ってみたくなったでしょ?
 子どもの頃、汽車に乗って高岡で映画を見るというのは楽しい一大イベントでした。 我が家では今でもそうです(時々義母が連れて行ってくださいます)。
 夜はじょうはな彩菜まつりの反省会。 みなさん真剣に討議しています。 行政に頼らないという機運が高まりつつあるのが頼もしいです。
 きょうは木綿袷に焦げ茶の半衿、黒の角帯に灰黒の木綿袴、灰色のの足袋に右近下駄、衿に茶色のストールを巻いてます。 高岡の市街地を久しぶりに散策しましたが、御旅屋通りも末広通りも大変な事になってますね。 ちょっと悲しかった…。 
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2004年11月29日(月)  No.477

新しい城端が
 昨夜の喧噪が嘘のような久しぶりに静かな朝を迎えました。 今日は朝から町内総出で「いざらい」です。 昨年は大漁でしたが台風による大雨の影響か今年はほとんどゴミがありませんでした。 大事な町内事にみなさん積極的に参加なさるのを見ると、地域のコミュニティがまだ生きてる証拠だなぁ…と安心します。
 さて今日は南砺市の将来を決める大事な市長&市議会議員選挙の投票日です。 城端町議会はなんと4期16年間(!)、定数と候補者数が同じ(!?)で選挙戦がありませんでした。 しかし今回はさすがに違います。 夜10時過ぎには大勢が判明し、悲喜こもごもの結果だったようです。 特記すべきは、NPO活動をなさってる若い方がトップ当選されたことでしょう。 地盤も看板もない草の根選挙での勝利は、城端が変わりつつある予感させさせてくれます。
 議員の皆さんには四年間(南砺市の代表として)初心を忘れる事無く頑張っていただきたいし、我々新市民も自分でできる事は行政の力を借りずにやっていかなくては…と思います。
 午後に金沢からバスツアーでお客様が多数城端にお越しになりました。 「城端周遊スタンプラリー」を楽しんでおられます。 桜ヶ池と市街地を合わせると悠々一日過ごせる町になってきてると思います。 再び城端にお越しいただけるとありがたいですね。
 今日は茶縞のウールに柿色の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の木綿袴、茶色の足袋です。
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2004年11月28日(日)  No.476

ネコの帯留め
 城端在住の澤 幸美さんに木彫りの帯留を作ってもらいました。 材質は硬い木材の黄楊(ツゲ)です。 澤さんがネコ好きなので、いい表情してるでしょ。 これからいろいろ帯留を作ってもらいますので、時々店にお越しになって実物をご覧ください。
 今日はすこし茶がかった厚手木綿の下は黒の綿タートル、黒の角帯に焦げ茶の帆布の袴、茶色の足袋に右近下駄です。
 町議会議員選挙も最終日、総決起大会に参加しました。 まんなかに日の丸の入った「必●勝ハチマキ」を手渡され、「似合わんなぁ」と自分でもトホホ状態です。
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2004年11月27日(土)  No.475

小林鶴川の原画発見!!
 城端ゆかりの画家小林鶴川(こばやしかくせん)の額を店内に飾ってます(右写真をクリックすると拡大します)。 この度鶴川の古里会津より下絵が見つかり手元に届きました(左写真)。 獅子頭の高さと童の目線が違いますが、ポーズはほとんど同じです。 まったくひょんな御縁でした、不思議な事もあるものです。
 タウン情報とやまの取材を受けました。 じき300号発行を迎える老舗タウン誌です。 12/25発売の号の「通りの達人」というコーナーで城端が紹介され、そこにチョコッと載るそうです。 「城端を普通にきもので遊びに来られる街にしたい」と、勢い余って(?)熱く語ってしてしまいました。
 きょうは青縞のウールにくすんだ黄色の半衿、辛子の角帯に薄緑の木綿袴、コーヒーブラウンに染めたネル足袋。 妻は薄黄色の紬に黒地の帯、刺し子の半衿です。
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2004年11月26日(金)  No.474

Macがもう一台
 初めて買ったMacは7100/80AVでした。 とても高価(30万円くらい)だったので、2度のアップグレードを経て大事に使ってます。 現在はノーマルな状態に戻して、母が使用していました。
 友人が新型iMacを買ったので、一世代前のiMacを格安で譲りうけることに…。 僕が今メインで使ってるiBookとほとんど同性能です。 母のメインマシンに使います(なんとかMacユーザーの裾野を広げようと努力中)。 安定してるし、使いやすいOSなんですけど、いまひとつ認知が低くって。
 右に見えるはアルプス電気のプリンターMD-5500。 印字は遅いけど綺麗です。 耐光性も抜群でPOPに活躍しています。 メカニカルな作動が子ども達に大好評。
 上にちょこんと乗っかるのはAirMacベースステーション(無線LAN)。 これのおかげでインターネットに繋ぐ事を想定していなかった部屋でも利用できます。 便利になったものです。
 きょうは袷に仕立てた服地用木綿に茶色の木綿半衿、黒の角帯にチャコールグレーの木綿袴、鼻緒を自作した右近下駄。 よきもの倶楽部の足袋は底が黒いので普段履きにいいですよ。 26センチまでの男サイズも入荷しました。
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2004年11月25日(木)  No.473

初釜のきもの展
 カジュアルきものをお薦めしてはいますが、あらたまった席にはちゃんとした装いが必要です。 初釜は新しい年を迎えるうえで大切な茶席になります。
 今回「初釜のきもの展」と題して、凛とした雰囲気をもつ着物、新年を感じさせる帯を集めました(11/28まで)。 縮緬草木染めの無地、薄色の付下、小づけの小紋、男性用に御召のきものや無地袴…etc.いろいろあります。 
 店1階で陳列していますのでお気軽にのぞいていただければ幸いです。
 きょうは縞の伊勢木綿に茶色の半衿、帯無しで長い前掛けを巻き、茶色に染めたネル足袋に右近下駄。 そろそろ新しくタビを染めなくては…。
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2004年11月24日(水)  No.472

ネコの名古屋帯
 「月曜ミステリー劇場 恋する京女将音姫千尋の事件簿2」ご覧になりましたか? 片平なぎささん扮するお茶屋の女将と、氷川きよしさん扮する新米警官が絡む(?)2時間サスペンスなんですが、ストーリーよりも出演者の着物や帯に話題が集まっています。
 前回はハートの帯が大評判だったんですが、今回はねこの帯の反響が凄いです。 写真は鱗模様の小紋に、黒猫を織り出した斜子織りの名古屋帯。 帯留めで遊ぶため、あえて前は無地になってます。
 残念ながら見逃した方が居られましたら(画質はあまり良くないですが)ビデオ録画しましたので無料で貸し出します。 遠慮なくお申し出ください。
 今日は祖父の形見の大島にくすんだ黄色の半衿、黒の角帯に炭黒の袴、黒のネル足袋です。
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2004年11月23日(火)  No.471

森川 寛 〜変容する立体布〜
 じょうはな織館ぎゃらりーにて金沢在住の染織作家「森川 寛」展 〜変容する立体布〜を見てきました(11/23まで)。 森川さんは1964年生まれで現在金沢卯辰山工芸工房にて染工房専門員をなさってます。
 写真でおわかりになるでしょうか? きれいに切りそろえた不織布を何十枚も重ね、柿渋などを浸透させています。 「はぁぁ、こんなのもいいカモ」と気持ちをリフレッシュすることができました。
 今日は定休日ですが、選挙の応援です。 きもの姿だと変に目立ってしまうと思って地味にセーターにしました。
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2004年11月22日(月)  No.470

CANIVAL
 なんのことだかわからないでしょ? カニバルと読みます。 (協)城端フラワーカード会のポイント交換イベントです。 これまで貯めたポイントでごちそうと交換します(日常の買い物にも使えます)。 その名のとおり、カニバルのメインはカニです。 写真の毛ガニ1パイが1000ポイント(千円相当)と超お得なため、朝早くから長蛇の列が…。
 2番人気はリンゴやミカン一箱。 他に福井の駅弁、福田食品の大学ポテトが交換できます。 目玉はズワイガニ等の入札。 これだ!と思うカニに値段(ポイント)をつけて投函します。 いくらで競り落とせるか楽しみもあります。 晩ご飯が豪華になるか、質素になるかの瀬戸際です。
 今日は南砺市議選の告示日です。 中選挙区制をとっている城端地区(定数は5人)に8人が立候補しました。 16年ぶりに熱い選挙がスタートしました。 投票は28日、新市民の関心は高いと思います。
 今日は祖父の大島の下はスタンドカラーシャツ、黒の角帯に焦げ茶の袴に茶色の足袋です。
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2004年11月21日(日)  No.469

水墨画六人展
 城端にぎわい館じゃんとこいにて「水墨画六人展」が始まりました(11/30まで)。 城端在住の川田恵風さん、荒又利夫さん、福野の島田松華さん、高橋梅光さん、谷村久子さん、小矢部の加茂博一さんの作品展です。 お近くへお越しの際にお立ち寄りください。
 じゃんとこいの営業時間は10〜17時(冬期)、月曜定休です。 城端の中心にある、気軽に誰でも立ち寄れるサロンとしてご利用いただければ幸いです。
 今日は茶縞のウールに茶色の半衿、辛子の角帯に酒袋風帆布の袴です。 冷え込むのでそろそろ上に羽織るものが必要ですね。
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2004年11月20日(土)  No.468

御縁
 別院の御朝事にお参りしてきました。 すぐ近くに住んでいながらご無沙汰しておりました。 この時期は朝6時20分より読経が始まり、7時半までに説法が終わります。 ちょうど30分前(5時50分)に合図の鐘が撞かれるんです。 昔は遠くまで聞こえていたのでしょうが、現代の高気密住宅ではあまり聞こえないでしょうね。
 今回参ってみようと思ったのは、数日前、志賀町にある西性寺のご住職、元尾了教さんがふらりと店に来られ、いろいろお話を伺ううちに興味がわいてきたんです。
 元尾さんは県庁を退職後、ご自分が長年かけて集めたコレクションを展示する「西性寺美術館」を建てられました。 「(美術品を)あの世に持っていけるわけもないが、自分が選んだものを見ていただく事で、元尾という人間がこの世に存在した証にしたい」「清部さんと私が出会った御縁も700年前に親鸞上人が教えを残されたから」とおっしゃいます。
 残念ながら元尾さんの説教期間は終了していましたが、良い御縁をいただいたと思ってます。 なにかきっかけが無いと足を踏み入れにくいですから。 毎日朝昼二回の法話があるのは本山以外では城端別院だけです。 もっともっと参詣する方が増えるといいですね。 本堂はストーブも焚かれているし、座椅子があるので正座が苦手な方でも大丈夫です。 ぜひお参りください。
 今日は青縞ウールに珍しく白っぽい半衿、黒地の角帯にチャコールグレーの袴、グレーの足袋に右近下駄、衿にショールを巻いています。
【城端別院善徳寺】http://johanabetsuin.net/
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2004年11月19日(金)  No.467

割り算はこう習え
 小学一年生の下の子は計算が苦手らしく、たし算ひき算ともに両手指のお世話になってます。 しかし、あろうことか突如割り算を独力でマスターしました。 自分で問題をつくって楽しんでます。
 「8割る8は?」『1』「・・・(おぉぉやるなぁ)」、「9割る2は?」『4あまり1』「!!!(驚愕)」
 どうやら”8つのお菓子を8人で分けると…?”と頭の中で絵にしてるようです。 さすが我が家で一番喰い意地の張った次男坊、割り算の正鵠を射ている。
 今日はグレー系木綿袷に茶色の半衿、裂織りの角帯に焦げ茶の木綿袴、茶色の足袋に右近下駄。
2004年11月18日(木)  No.466

大人のクリスマス
 店内ディスプレイを一新しました。 七五三の可愛い一つ身や小物から、一気にの大人のクリスマスへ。 緑は観葉植物にとどめ、赤と黒で統一した和のクリスマスをお楽しみください。
 黒地に光らぬ金糸でハートと五線譜を織った名古屋帯に、赤と黒のリバーシブルショール、黒地の台に黒ベースに赤をアクセントカラーにした刺繍の花緒の草履、赤の和装用のカシミア手袋(黒もあります)、黒を基調に古布をちりばめたバッグ。 ちりめん素材のクリスマスツリーもあるんですよ。
 帯だしにショールでイルミネーションきらめく街へ出かけませんか?
 今日は厚手木綿に焦げ茶の半衿、黒の角帯に帆布の袴、茶色のネル足袋が暖かいです。
2004年11月17日(水)  No.465

月に一度の大掃除
 店を休ませていただいて、大掃除と模様替えをしています。 今回はパッチワークの棚の中身(約500反)を入れ替えました。 棚に入ってるとそれほどでもないのですが、畳の部屋に仮置きすると8畳ほどが生地の山になります。 整理してみて『和の布』の比率が高まってることを実感しました。 袋や小物作りはもちろん、きものや帯、人形、アクセサリーなど用途は多種多様ですからね。
 壁や天井を固く絞った雑巾で拭き、店内すべてがきれいになったのが夜11時でした。 ふぅぅ〜、眠い。
2004年11月16日(火)  No.464

きものと劇団四季
 3ヶ月前から楽しみにしていた劇団四季の公演「ジーザス・クライスト=スーパースター」を観にオーバードホールへ出かけました。 四季のミュージカル観劇は4度目になります。 前回見たアイーダがイマイチだったのでかなり期待していました。
 が、リメークなのでオリジナルが古いし、歌はともかくダンスシーンが皆無なので楽しめませんでした。 やはりミュージカルは楽しくなくっちゃ。 テーマが重いから仕方が無いのでしょうか。 妻は初ミュージカルだったので喜んでくれたのが救いでした。
 会場に我々以外きもの姿の方は見当たりません。 そういえば、以前見た3作品でも、きものの方は居られなかった…。 劇団四季ときものは相性が悪いのかな?? 花組芝居だと結構いるんですけど。
 僕はグレー地の紬は馬下助左ヱ門、無難に紺の半衿に、グレー系の洒落た角帯をへたれ結びにした着流しです。 妻はグレー地紬にホタル絞りのきものに黒地にハートを9つアップリケした帯でした。
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2004年11月15日(月)  No.463

梵鐘保安堂が完成
 7月26日の日記に城端別院善徳寺梵鐘保安堂建設計画について書きました。 このほどついに完成し、報恩講期間中に式典が催されます。 設計図ではよくわかりませんでしたが、なかなか立派なお堂です。
 この保安堂のように木口を白く塗るのが城端風だと聞きました。 多分、木口の乾燥を防ぐためだと思われます。 ウチも白く塗ってあります。
 今日は深い緑と黒糸で織り上げた、いまは見かけなくなったお召地の普段きものは、どことなく話題のギター侍"波田陽区"風。 黒の半衿に、黒の角帯、チャコールグレーの木綿袴をバッテン結びにして、濃紺の足袋に右近下駄。
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2004年11月14日(日)  No.462

花梨
 お客様から花梨(かりん)を沢山いただきました。 ほんのり甘い匂いがします。
 我が家では花梨の蜂蜜づけを作っています。 風邪をひいて喉が痛い時などにこのカリンシロップをお湯で割って飲んでいます。 美味しいし薬効もあるのでオススメです。
 作り方は簡単、薄くスライスして瓶詰めし、蜂蜜をたっぷりかけるだけ。 抽出には時間がかかりますが、薬効は高いと考えています。
 詳しくは「花梨の杜」というサイトをご覧ください。
 今日は茶縞のウールに柿色の半衿、辛子色の角帯に帆布の袴、茶色の足袋に右近下駄です。 昨日タバコの煙を吸う環境にしばらく居たせいか喉の調子が悪いので、首に茶色のストールを巻いています。
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2004年11月13日(土)  No.461

祖父の大島
 古裂三昧4日目、口コミでお越しになるお客様や2度目のご来場の方もおられ賑わってます。 ありがとうございます。
 古着の魅力は安さもさることながら、一点ものということもあります。 問題はサイズです。 昔の方はおおむね小柄なので現代の標準寸法より少々短いです。 しかし今回はできるだけ大きなサイズを選んできたので、165cmのお客様でもおはしょりがでる着物もありますよ。
 今日僕が着てるのは祖父の大島紬。 タンスを整理していたら出てきました。 黒糸ベースなのでグレーに見えます。 裄も丈も短いのですが、袴を穿くので気になりません。
 祖父は昭和19年に空母大鳳沈没とともに戦死しました。 僕は祖父の姿を写真でしか知りません。 祖母が生前祖父の事を少しずつ話してくれた事があります。 その祖父の着物に袖を通す事ができる小さな幸せを感じています。 きものっていいですね。
2004年11月12日(金)  No.460

季節外れの強風
 きょうは善徳寺の報恩講茶会が催されています。 城端はもとより、呉西地区よりお茶人さんが沢山別院にお越しになりました。 その余波(?)で古裂三昧も大賑わいです。
 今年は昨年以上に着用になれるアンティークきものを求めてお越しになります。 沢山準備した帯も良く出ていますし、僕が面白がって揃えた羽織がどんどん売れています。
 お茶席の為ではなく、きものを着て当店にお越しになる方も増えていて、本当に嬉しい限りです。
 思いがけない台風並みの強風の中お越し下さったお客樣方にこの場を借りて感謝申し上げます。
 今日は青縞のシルクウールにくすんだ黄色の半衿、辛子色の角帯に薄緑の袴、グレーのタビに右近下駄です。
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2004年11月11日(木)  No.459

謎の機械
 母が古道具屋で写真の道具を買ってきました(クリックすると拡大します)。 ハンドルを回すと、かみ合ったネジが反転します。 あたかも昔の洗濯機の手動脱水機のようです(ご存知です・・・・よね??)。
 店の人に用途を聞いても「さぁ…?」と要領を得ず、「昔、五箇山で使っていたものらしい」ということでした。 母は「糸撚り機ではないか?」と期待して買ったんですが、どうにも使えません。 そりゃそうですよね、糸を通す所がありませんし…。
 数週間謎のまま放置されていたのですが、ひょんなトコロから解答を得られました。
『綿繰り機』です。 綿花は固い種の周りに繊維がびっしりとついています。 手作業で選り分けるのは大変な作業だそうですが、この棉繰り機を使えば、あ〜ら不思議!種と棉が簡単に分離できる…とか。
 試してみたいのですが、綿花がありません。 「こうなったら国産オーガニックコットンを栽培するか!」と遠大な計画が発動しそうです。
 そうそう、写真の右下に見える針金のついた道具はこの綿繰り機の部品ではなく別の道具の付属品らしいです。 ひっかけ問題だったか!(笑)
 きょうはグレー系織りの広幅木綿に金巾をつけた袷に、刺し子風の地紋のある薄グレーの半衿、帯無しにギャルソン前掛け、黒のネル足袋に右近下駄、衿は銀鼠の絹ショール。 商人(あきんど)の装いですね。
2004年11月10日(水)  No.458

最後の古裂三昧
 いよいよ古裂三昧が始まりました。 開店と同時にお客様が続々とお越しになってます。 ありがたいことです。
 地元のローカル局FMとなみの取材をうけました。 インタビューアーの高畑宏美さんと今回はスタッフの中島有希永さんです。 いい機会だからと、お二人にもアンティークきものを着ていただきました。 お互いきもの姿での生放送です、ラジオですが(笑)
 写真の立ち姿が高畑さんです。 「7年ぶりにきものを着た」とおっしゃってましたが、よくお似合いでしたよ。
 古裂三昧を始めた数年前、地方ではアンティークきものは見向きもされていませんでした。 ここ数年で認知を得たので、我々の役割は終わったと考えます。 また近年の古着価格の高騰は納得がいきません。 さらに、きものの寸法に身体を合わせなくてはいけない古着ではなく、ご自分サイズの着易いきものを提供するのが専門店の役割であろうと考えました。
 今回で最後というのは、以上の理由です。 最後という事で思い切って安くつけていますし、最終日の14日には特別バーゲンをおこないます。
 きょうは生成りに茶のネップの入った木綿に柿色の半衿、黒の角帯に焦げ茶の袴、コーヒーブラウンに染めた足袋です。
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2004年11月9日(火)  No.457

ビーズの酉
 数日前の日記に木彫りの干支のことを書きました。 実はまだ縁起もの(?)があるんです。
 ビーズ細工で作った酉の親子(写真)。 いかがでしょう!? 脱力系でいいカンジでしょ?
 完成品で1890円、キットが1260円、親子3羽セットです。 秋の夜長にのんびりビーズ細工などいかがでしょうか?
 明日から最後の古裂三昧です。 朝から準備に追われています、なにせ商品点数が多いので(3,000点超!)たたむだけでも時間がかかります。 なんとか午前サマにならずにすみました。
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2004年11月8日(月)  No.456

彩菜まつりだ!お寺deフリマ
 彩菜まつり2日目。 店では「和布のブローチ作り教室」を開催してます。 事前申し込みはさほどでもなかったのですが、いざ当日になると人・人・人…。 8人がけのテーブルが常に満員で夕方まで…。 ありがたいことです。
 細かい作業で大変だったと思いますが、出来上がりにはみなさん満足されていたようです。 ほとんどの方が完成したブローチをご自分の衣服につけて帰られたのが嬉しかったです。
 型紙は次回の「きよべかわらばん」に載せる予定です。 もう少々お待ちください。
 様々な催しがある中で「お寺deフリマ」も同時開催しました。 今回は城端小学校4年生有志23名が出店し、会場の善徳寺境内は大にぎわいです(写真をクリックすると拡大)。 売り上げの一部(というか半分!)を新潟中越地震の義援金にあててくれたのに感激しました。 1万円は超えていたようです。 本当にありがとう。
 今年の彩菜まつりは天候に恵まれ、来られた方が一様に満足しておられたと感じました。 ヨカッタヨカッタ…。
 今日はグレー縞の伊勢木綿に黒の半衿、裂織りの黒角帯にチャコールグレーの綿袴、グレーのタビに右近下駄です。
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2004年11月7日(日)  No.455

らくらく着つけで彩菜まつり
 今日はじょうはな彩菜まつり初日です。 南砺菊まつりと完全にぶつかったので人出を心配していましたが、まずまずのようです。 好天に恵まれた事も幸いでした。
 きよべでは「「らくらく着つけで彩菜まつり」を実施していました。 簡単に言うと、カジュアル着物の着付け教室+αです。 アルファの部分、今回は「人力車による小京都めぐり」を楽しんでいただきました(写真)。
 参加なさった方にとても喜んでいただけたようでした。 きものと人力車ってとても相性がいいですね。
 明日はさらに多くのお客様がお見えになると思います。 別院境内でのフリーマーケットも沢山の出店がありますし、当店の「和布のブローチ作り教室」やゆうざき寝装さんの「布わらじ作り体験」も楽しみです。
 きょうは茶縞のウールに白絣のスタンドカラーシャツ、黒の角帯に焦げ茶の綿袴、茶の足袋に鼻緒を自作したゲタ、茶&黒のストールです。
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2004年11月6日(土)  No.454

別院に新しい建物?
 ある日善徳寺の台所門を入ると左手にポツンと見慣れぬ建物が建ってました。 新しいものではなくかなりの年代物です。 台所門をくぐれるような大きさではありません、一体全体どうやって運んだんでしょう???
 不思議に思ってお寺の方に問うてみました。 すると「梵鐘の保安堂を建てるのに、経蔵横の邪魔だったアレをレッカーで運んだ」と…。 「なんかに使えるかと思って」…ですって。 うみゅみゅ、なさる事がなかなか大胆!!
 今日は青系縞ウールにくすんだ黄色の半衿、辛子色の角帯にくすんだ薄緑系の草木染め木綿の袴、グレーの足袋にグレーの絹ストール。
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2004年11月5日(金)  No.453

新型衣裄を試作する
 『古裂三昧』(11/9〜14)まであと残りわずか、今年はディスプレイにも凝りたいので新型衣桁を作る事にします。 といっても、伝統工芸展の陳列を見てアイディアを(×盗んだ)頂戴したんです…ケド。
 古い着物って裄も身丈も短くて既製品の衣桁(いこ)にかけてもサマになりません。 そこで、プラスチック製の鐘木(しゅもく)をそのまま利用して小振りの衣桁を作りました。 材料費は1つあたり、300円程度。 凄く簡単にでき、着物をいためない優れものです。 方法は後日「和」のデータベースに載せます。
注)衣桁とは絵羽着物をかける什器。 鐘木とは反物掛けのこと。
 予想最高気温が16℃と低かったので、黒のタートルネックスウェットを着込んでいます。 厚手の木綿に黒の角帯、帆布の袴に黒の足袋。 足元はネルの黒足袋に右近下駄。 襟元に茶系のストールを巻いて完全防寒です。
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2004年11月4日(木)  No.452

写経体験と天人舞楽画拝観
 城端彩菜まつりまであと3日。 今年は昨年以上に様々な体験メニューが用意され、皆さんのお越しをお待ちしております。
 新たに「写経体験と天人舞楽画拝観」が企画されました。 城端別院山門の天井には天女と迦陵頻迦(かりょうびんが)が描かれています。 虫干法会期間中(7/22〜28)以外は非公開なのですが、今回特別に一般公開される事になりました(写真をクリックすると拡大)。
 保存状態も良く、それはそれは見事な天井絵ですので、是非ご覧になってください。 11月7日(日)のみの開催です。 13:45に山門下にお集まりください。 観光ガイド「機の声」の案内付きです。
 その後、精神修養(?)にお寺で写経教室もあります。 きっと良い経験になると思うのでお誘い合わせの上お申し込みください。
 なお、当日「彩菜まつりだ!お寺deフリマ」も賑々しく境内で開催しますので遊びに来てくださいね。
《お問い合わせ・お申込先 城端町観光協会》 0763-62-1821 E-mail.info@johana-toyama.jp
 きょうは織りの木綿袷にくすんだ黄色の半衿、腰紐一本でロング前掛け。 よきもの倶楽部の足袋。 丁稚ドン姿ですね。
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2004年11月3日(水)  No.451

朝の日課
 朝6時10分に起床、6時半に朝食、7時過ぎからコーヒーを飲みながら朝刊を読みます。 8時にきものに着替えて店内外の掃除。 約1時間かけてきれいにし、晴れていれば打ち水をして9時に開店。 これが僕の朝の日課です(ちなみに妻はさらに1時間前に起きてます)。
 さらに月に一度臨時休業をいただいて、大掃除と店内の模様替えをしています(11/16休ませていただきます)。
 以前は深夜まで仕事を溜め込んでいました。 しかし、基本的に朝型人間なので無理があったようです。 このように生活リズムを変えてからは12時過ぎには寝るようにしています。
 朝の光と空気を店内に入れると本当に気持ちがいいものです。 お客様に居心地の良い場所を提供するには、店の人間にとっても快適でなくてはならないと考えています。
 今日は茶&黒の縞ウールに久留米絣のスタンドカラーシャツ、辛子色の角帯に焦げ茶の木綿袴。 帽子をかぶれば完全に金田一スタイルですね。
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2004年11月2日(火)  No.450

伝統工芸展を見る
 休日を利用して夫婦で石川県立美術館で開催中の第51回日本伝統工芸展金沢展を見に行きました。 総裁賞を受賞した山下郁子さんの紬織着物「初雪の朝」が目当てです。 朝9時半に開場して間もなく入ったのですが、すでに人がいっぱいです。 中学生(?)の団体やそこそこの年齢(?)のご夫婦連れなどが多く、我々の世代がポッコリと抜け落ちていました。 平日のせいもあるのでしょうが、気持ちにゆとりがないのでしょうか。
 山下さんの作品はやはり総裁賞にふさわしい出来だったと感じました。 ご覧いただいてわかるように図録の表紙になっています(クリックすると拡大)。 他に染織部門ですばらしいと感じたのは、鳥巣水子さんの花絽紋夏帯「たきつせ」 これも見事でした。 総じて夏物に良い作品が多かった気がします。
 金工のなかに先日店に来られた北東尚呼(あい・なおこ)さんの作品があってビックリしました。
 今日は青と白の縞ウールに地紋のある黄灰の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーのタビ。 妻はグレーのホタル絞りの下はきれいな卵黄色の襦袢、黒地にハートの帯。 このハートの帯が周囲に大好評で、女子中学生の間からヒソヒソ声が漏れてました。 若い子達にきものの楽しさに気付いてもらえたようで嬉しいです。
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2004年11月1日(月)  No.449

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