藍の生葉染め

(一部写真はクリックすると拡大します)





□せ□ 藍の生葉染め(その1)

藍染めは普通の草木染めとは性質が違います。

藍は建てて(発酵させて)ようやく染料になりますが
葉がイキイキと生い茂ってる時期には
生の葉っぱ(と茎)で染めることができます。

機会があったのでチャレンジしました。
□せ□ 藍の生葉染め(その2)

畑で育った藍の葉です。

茎ごと刈り取ります。

□せ□ 藍の生葉染め(その3)

刈り取った藍は
葉っぱと茎に分けておきます。

□せ□ 藍の生葉染め(その4)

ミキサーに水を入れ、
藍の葉っぱを入れて蓋を閉め、スイッチオン!
ドロドロにします。

分量も濃さも適当です。

□せ□ 藍の生葉染め(その5)

青汁のようなドロドロの液体を、
布で漉してカスを取り除きます。


□せ□ 藍の生葉染め(その6)

ギューっと絞って、絞って絞って。

これを何度も繰り返します。


手袋は必須です。
無いと、手が確実に染まります。

□せ□ 藍の生葉染め(その7)

たまった染め液。
かなり濃くなってしまいました。
水で薄めてもいいそうです。

なお、時間とともに酸化してしまうので、保存はできません。

□せ□ 藍の生葉染め(その8)

残ったしぼりカスです。

なにかに使えないでしょうか??
う〜ん、乾燥して防虫剤?

□せ□ 藍の生葉染め(その9)

事前に絞っておいた絹のスカーフを染めることにしました。

藍の生葉染めでは植物繊維は染まりません(下処理してない場合)。
一見染まったように見えても、定着しないので洗うと落ちてしまいます。

□せ□ 藍の生葉染め(その10)

水につけておいた布を、軽く絞って
ドブンといれます。

このとき手袋に藍のしぼりカスが付着してないように注意。

□せ□ 藍の生葉染め(その11)
ムラにならぬように混ぜます。
このとき、なるたけ空気に振れぬように注意が必要です。
むろん、液体が泡立たないようにも。

空気にふれると酸化して、成分が変わってしまうんです。

□せ□ 藍の生葉染め(その12)

液体の中で、約五分間浸けたら
ひろげて空気に触れさせます。
最初は緑色ですが(葉緑素の色)、次第に青みがかってきます。

同じ液で二度染めもできますが、色が薄くなります。

□せ□ 藍の生葉染め(その13)

外に干します。
時間とともに藍の成分が酸化して布に定着します。
まだ緑がかった色ですね。

乾いたら水洗いして、余計なものを落とします。

□せ□ 藍の生葉染め(その14)

翌朝の写真です。
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色は薄くなったけど、きれいな藍色に染まりました。



 
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このデータベースは掲示板「和」について話しませんか? からの抜粋です

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