城端の小路(じょうはなのしょうじ)

蔵回廊の小路(くらかいろうのしょうじ)

曳山会館横の蔵回廊から今町へ抜ける小路です。

所在地

 城端曳山会館裏
「蔵回廊」と今町(いままち)間

総延長

 30歩(14段)

特色
●2つの小路がならんでいる
曳山会館別院の観光ポイントをつなぐ小路

R304号線「善徳寺前交差点」南に曳山会館があります。 蔵回廊とは併設の、蔵を利用した資料館です。
  

蔵回廊です。 写真の右側に小路があります。 一つは石段の上、もう一つは塀の外です。

 

左側の小路です。 石碑を横目に階段を下ります。クランクになっているのがわかりますか?

  

蔵回廊敷地内に「野村満花城生誕の地」の石碑が建ってます。

満花城さんは城端が生んだ文化人で、北大路魯山人とも交流がありました。

↓左側の小路(曳山会館側)↓
とても狭い小路です。

横の建物は、蔵回廊です。

今町(いままち)側から見た写真

  

↓右側の小路(別院側)↓

クランクがまだかろうじて残っています。正面に見えるのは菓子舗の「中安美代志堂」さんです。

左の白い壁の内側にも小路があります。

白い壁のとぎれたところで、もうひとつの小路と合流します。

反対側から見た写真。正面は「かねしま」さんです。 この小路は高低差をスロープで吸収しています。

今町側から両方の小路を撮りました。

アジサイが咲いているあたりで右と左に小路が別れています。

正面はイギリス人がコンペで設計した蔵回廊。蔵を銅葺きの建物が覆っています。 建ったときは賛否両論ありましたが、僕は気に入ってます。

蔵回廊の小路を抜けると、もっとも城端らしいといわれる今町にでます。通りも石畳風になり、家々も趣きがあります。曳山が通る姿がとても美しい場所です。

この蔵は以前はすべて野村家のものでした。旧野村銀行を経営していた財閥です。

 

 

今町前のY字路を右に行くと、西上を通って野下にでて、ぼたもち坂へと続く路です。

小路を抜けると、別院横通り。善徳寺会館(通称;茶所)と山門が見えます。


 以前はもっと長い通りでしたが、国道の拡幅に伴い周辺を再開発して半分になってしまいました。 この小路にだけ面した家もあり、路が鍵型で昔の姿を残していただけにちょっと残念です。

 どうして2本の小路が平行してるのかというと、広い方は昔からの小路ですが、石段の方は野村家の勝手口として使われた私道だからです。 曳山会館建設にあたり町が野村家敷地を買い上げて、小路がそのまま残りました。

 

 

 

ところどころクリックできる個所があります。探してみてください。

もどる

『城端の小路』 制作;きよべ呉服店
    E-Mail info@craft-ran.com