「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2003年4月

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04/30/2003 一枚の写真
 小林鶴川展を見てきました。 沢山の作品群で圧倒されます。 若いときのものから晩年までの変遷がわかっておもしろいですね。 僕は30代のころの人物画が好きでした。
 写真は昭和10年に会津若松へ帰郷する際、有志で開いた送迎会のものです。 前列中央に座ってるのが小林鶴川さん(本名;小林平吾)。 まわりは城端の文化人達が囲んでいます。 向かって右隣りが野村満花城さんです。(クリックすると拡大)
 月に一回酒を飲み交わしながら絵を書いたり俳句を詠んだりしていたそうです。 文化はゆとりから生まれるんですね。 現代では難しいかも…。

 寒いので青い縞のウールを引っ張り出してきました。 3/28の日記で紹介した肌着を着用しています。 角帯は青白の細かい市松。 袴は薄い茶系の木綿です。 

04/29/2003 城端山野草展
 毎年みどりの日に「城端山野草展」が開催されています。 山草&野草好きな地元の方々が自宅の庭で丹精込めて育てた草花を一日だけ飾るんです。 僕は草木はまったくの門外漢なのですが、この会は楽しみにしています。
 今年の様子をアップしました。
【城端山野草展】http://www.craft-ran.com/ht/03yasou.html

 汗ばむほどの快晴に恵まれました。 縞の単衣片貝木綿に騙し半衿は茶系、木綿袴も茶系で合わせました。 今日も素足です。
 曳山会館の前で、観光の方に呼び止められ、いろいろ質問されて「わしも着たい」と…。
 男性のきもの好きの仲間が増えることはとても嬉しいです。

04/28/2003 お寺deフリマ
 5月より11月まで、毎月第一日曜日午後1時から、城端別院境内において「お寺deフリマ」というフリーマーケットを主催しています。 お寺と町中ににぎわいを取り戻そうと数年前から継続しています。
 出店料がおさい銭(基本的に事務局では徴収しない)という珍しくのんびりしたフリマです。
 今年最初の開催は5月4日。 遊びにいらしてくださいね。 雨天でも山門下をお借りして開催します。
【お寺deフリマ】
http://www.craft-ran.com/furima/

 午前中にゴミを捨てに行ったあとは、子どもたちが帰ってくるまでのんびりと読書できました。 ちょっとした幸せって手近にあるんですね。

04/27/2003 城端曳山祭のしくみ その3
 気持ちの良い青空です。 祭直前の日曜日(三隣亡を除く)に普通は行うのですが、今年は例年より早く各町の曳山の組立が始まっています。
 重文に指定されたことを契機に、曳山祭のすべてを映像にして残そうということになり、VTRの撮影がおこなわれるからです。
 まずは西下町の諌鼓山の組立です。 (写真をクリックすると拡大します)
 城端には六基の曳山がありますが、3台ずつ一年間、曳山会館に飾られます。 残りの3台は各町の山蔵に、上部を解体して収納します。 組んだままだと曳山の傷みが早いからです。

 西上の若連中=西上町恵友会(にしかみまちえいゆうかい)の庵唄稽古も再開しました。 いよいよ祭気分が盛り上がってきました。

 今日は単衣木綿の文人絣に草木染め木綿の袴。 黄色い角帯に、レンガ色の半衿です。 下にだまし襦袢を着て、だまし半衿をつけました。
 このだまし半衿については、掲示板『「和」について話しませんか?』 に詳しく書いています。

04/26/2003 小林鶴川展
 今日から5月25日まで城端町史館「蔵回廊」(曳山会館内)にて『城端を訪れた作家 小林鶴川(かくせん)展』が始まりました。
 美術品には縁のない生活を送ってますが、鶴川さんだけは特別で、今回掛軸を出品しています。 近いうちに見てこようっと。 写真はポスターです。 鶴川さんの特徴がよく出てると思います。(クリックすると拡大)

 金沢からきもの好きな方が遊びに来てくださいました。 フツーにきものを着ている方のお話は参考になるし楽しいです。 「ふらっと来れば、なにげにきもの談義のできる店」になりたいですね。

 今日は茶縞のウールに木綿の袴。 またまた素足です。 いきがってるわけではないのですが、楽なものですから…。
 ウールもそろそろ着納めでしょうか。 秋までにメンテナンス(洗濯と補修)をすませておかねばなりません。 同様に帆布で作った袴も洗ってアイロンがけをしなくっちゃ。

04/25/2003 城端曳山祭のしくみ その2
 5月15日が本祭ですが、14日の宵祭りはまた別の趣きがあります。
 城端神明宮の神主により入魂式をすませた御神像(デクはんと呼ぶ人も…)は、山宿(やまやど)で一夜を過ごします。 お供をするのが山番(やまばん)で、男子一生に一度の名誉なことです。 御神像=すなわち生きた神様をお守りするわけですから、緊張で寝られないといいます。 もちろん布団や畳は新調し、神様に失礼のないようにするのです。
 14日夜、六つの山宿と新町の剣鉾宿は、それぞれの山番の趣向で飾られます。 奥に御神像を安置し、前に供物や季節の花(ホウの木など)で飾ります。 両脇は見事な屏風を壁のように立てて、最奥の庭と相まって特殊な空間が作られているのです。
 この日曳山は巡行しませんが、町民にとってきもの姿で山宿を見て歩くことが祭の楽しみの一つになっています。
 写真は今年当番山(先頭)の出丸町の御神像「布袋(ほていさま)」です。(クリックすると拡大)

 今日は木綿の袷に、茶色の袴。 いつまでも寒いですね。

04/24/2003 花茣蓙模様
 5月4日まで2階のギャラリー蔵布都 藍で「花茣蓙模様(はなござもよう)」を開催しています。
 国産藺草(イグサ)を使用し、快適で長持ちするという昔ながらの良さをいかしつつ、現在の日本人の生活様式に合わせたインテリア性の高い茣蓙です。
 い草の座布団やい草を使ったインテリア用品など、様々な逸品があり、ギャラリー内は新しい畳の匂いで充満しています。
【添島勲商店】http://www.soejima.com/

 今日はスタンドカラーの久留米絣シャツに茶色の縞ウールに袴姿&素足です。 いわゆる金田一スタイルですね(笑)

04/23/2003 商工会青年部卒業
 今日の総会で城端町商工会青年部を卒業することになります。 思い起こせば十数年前、わけもわからずに入った青年部でした。 部長という大役を何とか終えることもできたのも、他の部員の方々に支えられてのことと感謝しています。 やり残したことも多いですが、充実した青年部時代だったと感無量です。
 本来ならちゃんとした服装で臨むべきなのでしょうが、あえて普段の木綿袷に袴姿で出席しました(タバコの臭い対策)。 これがとても好評で、「サムライ」といわれて気を良くしています。 同志も増えそうな気配…。

 写真は普段に持ち歩いている手帳です。 ペンが落ちないように、古布絹紐を巻き付けて止めています。 この紐にも一工夫してあり、先端にゴム紐の輪をつけて楽に止められるようになってます。

04/22/2003 絣nuno展
 4/23〜5/04に2階ギャラリーで開催する『絣nuno(かすりぬの)展』の準備をしています。
 南アジアで生まれた絣の技法はアジア一帯に伝播され、日本へは沖縄経由で入ってきたといわれています。
 日本国内の絣(久米島紬、琉球紬、大島、久留米絣、弓浜絣、秦荘もめん、塩沢紬etc.)にさまざまな特徴があるように、アジア各国(タイ、インド、ラオス、インドネシア、カンボジアetc.)の絣にもいろいろな違いがあります。 違いを手に取って見ていただければと思います。 (写真をクリックすると拡大)

 今日は古い大島に木綿の袴。 寒いので茶色の足袋を穿いています。 だまし襦袢にだまし半衿をつけました。 方法については後日「和のデータベース」にアップします。

04/21/2003 城端に新しい喫茶
 定休日だったので「じょうはな織館」へお茶しにいきました。 喫茶コーナーがあり、コーヒーが飲めるんです。

●コーヒー・アイスコーヒー・オレンジジュース・グレープフルーツジュースが300円
●ケーキ(ショコラorチーズ)が250円
●抹茶セット・ケーキセットが500円
営業時間は10時〜18時 定休日は水曜日

禁煙というのがまた嬉しい。

【じょうはな織館】
http://www1.tst.ne.jp/johana-k/oriyakata/main.htm

04/20/2003 雨のPTA総会
 朝から雨が止みません。しぶきが返るくらいの強さです。 総会では人前に立つから準礼装を…と陰紋付きの紬無地に横段の袴を準備したのですが、泣く泣くあきらめました。 いつものように木綿袷と袴姿です。 さすがに裸足はまずいだろうと足袋だけ穿いています。
 他の役員の皆さんはスーツを着てますが、お一人だけ半ズボン姿で御自分のスタイルを貫いている方がおられたのでホッとしました。

 写真は店の前のドウダンツツジです。(漢字で書くと「満天星躑躅」←どうなってるんでしょうか??) 白い可憐な花を咲かせています。 秋には紅葉するので二度美味しいですね。(クリックすると拡大)

04/19/2003 一瞬TVのロケ現場に…
 朝から雨です。 午前中は強く降っていたので足袋を穿いていません。 気分を変えて、久しぶりに袴無しにしてみました。 木綿の袷に、五寸巾の女帯を半折にして締めてます。 少し短いので浪人結びに。
 上から袖無しの胴着を羽織りました。 胴着については
http://www.craft-ran.com/wa/dougi.html
を参照してください。

 なにやら外が騒がしいので出てみると、KNBテレビがロケ?していました。 城端を紹介する番組の撮影だそうです。
 放映は4月27日(日) A.M 11:45〜です。 わずか数秒ですが、店前が写ってます。

04/18/2003 「出丸」成立の謎?
 昨年07/25の日記に「出丸に堀跡発見?」と書きました。 国道の拡幅工事が進み、現在道路の西側を掘ってます。 黒っぽい土の部分がお分かりでしょうか?(クリックすると拡大) 堀を埋めた跡かも知れません。 前回見つかった道路東側の堀跡(?)と直線で繋がれば大発見です。

 初夏を思わせるような陽気です。 ついに文人絣(厚手の木綿浴衣)を引っ張り出しました。 下は袴に素足です。 白っぽいきものに薄茶の袴…まさに文人のようです(笑) 残念ながら文才は無いのですが…。

04/17/2003 城端曳山祭のしくみ その1
 曳山祭のポスターができ上がりました。 写真は今年の当番町(先頭の山)の出丸町(でまるまち)唐子山(からこやま)です。 唐子山の御神像は布袋様で、逆立ちをするからくり人形の披露もあります。
 曳山巡行は山町(やまちょう)と呼ばれる六町内が年当番制で責任を持ちます。 来年は東下町、次年度は西上町(うちの町内です)、大工町→東上町→西下町→出丸町と六年で一巡します。
 庵屋台ならびに所望全般をしきる若連中の庵(いおり)連合会と、曳山の巡行をしきる曳山連合会、さらに神輿渡御や傘鉾の巡行をしきる敬神会があり、連絡をとりあいながら祭を運営するんです。
 ただ庵連合会当番町の人的負担がとても大きいので見直し案が出てます。 町内によっては若連中が少なく、所望集めができないからです。

 朝から南風が吹き暑いくらいの陽気です。 先日洗濯した単衣木綿に木綿の袴。 辛子色の角帯に同系色の半衿。 素足に右近下駄です。 洗濯の様子は「和について話しませんか?」にアップしました。

04/16/2003 PTA役員会
 なんのご縁か小学校PTAの副会長になる予定(総会の承認が必要)です。 PTAは圧力団体だと思ってたので(笑)、活動に懐疑的でしたが、会長の熱意に押されて引き受けてしまいました。 子どもたちのみならず親御さんにも日本の美しい習俗や伝統についてお伝えできたらなぁ…と思います。
 いつものようにきもの姿で役員会に出席しました。 20日に総会があるのですが、ど〜しよ〜かなぁ、なにを着て出ればいいのか悩んでます。 本来スーツと同格の紋のついた色羽織に袴なのでしょうが、そこまですると仰々しいし…。 一人目立つのも…っていつも目立ってますケド(笑)

 今日からじゃんとこいで「荒又利夫・高瀬忠信」水墨画二人展が始まりました。(クリックすると拡大)。
 城端俳句協会の「観桜句会」で詠まれた俳句も飾っています。 ぜひご覧になってください。
 縞のウールに茶色の木綿袴、半衿は袴の色に合わせました。 素足です。 そろそろウールも暑いなぁ…。

04/15/2003 花より…
 しばらく花の話題が続いたので、ちょっと趣向を変えて美味しいもののお話をしましょう。
 近所に「かねしま」という料理屋さんがあります。 以前は仕出しと宴会のみだったのですが、数年前よりお食事もできるようになりました。 もともと味には定評があったのですが、値段がとてもリーズナブル。 なかでもウナギは絶品です。
 写真は僕の大好きな「ひつまぶし」。 三度の味が楽しめます(詳しくはお店で)。 
【かねしま】
http://page.freett.com/kanesima/index.htm

今日は木綿の袷に薄手の木綿袴。 素足にまたも新しくおろした右近下駄です。

04/14/2003 出ベソ桜
 別院山門脇の桜が見事に満開です。 しだれ桜まつりも終ったにもかかわらず、カメラマンが沢山写真を撮ってます。
 花の見事さに思わず上を見上げてしまうのですが、ふと幹を見るとチョンっと可愛らしい花が咲いています。
 でべそ桜と勝手に名付けました。愛嬌があっていいなぁ…。
背景に写ってるのは別院の土塀。 五本線が入っています。 城端別院の浄土真宗大谷派(東本願寺)での格を表しているんだそうです。

2003年城端しだれ桜まつりの様子をアップしました。
http://www.craft-ran.com/ht/03sidare.html

04/13/2003 城端しだれ桜まつり最終日
 終わりよければすべて良し。 快晴で朝から沢山の方々が城端を訪れています。 「赤御膳での昼食会」も大人気のうちに終了し、「川田社中による庵唄演奏」(写真をクリックすると拡大)にも沢山の方がお越しくださいました。 「郷倉千靭の襖絵鑑賞」は記録的な人数が拝観され、大谷婦人会にお世話いただいた「呈茶」も追加でお菓子を準備しました。 「俳句会」も参加多数で喜ばれ、「桜マーケット」(フリマ)も小学生たちの出店で盛り上がり、「折り紙教室」も予想以上の申し込みがありました。
 なにより嬉しかったのは、お越しになった方々が皆ニコニコしていたことです。 これぞ主催者冥利に尽きます。
 長い期間のしだれ桜まつりでしたが、成功裏に終了することができました。 お越しくださったお客様、事務全般のみならず全てに渡って支えてくれた商工会の職員の方々、今回のスタッフおよび関係者のみなさま、そして城端別院の方々…本当にありがとうございました。

 今日は暖かいので縞木綿の単衣です。 茶色の半衿に茶色の袴、茶色の足袋です。

04/12/2003 夜桜と雅楽
 城端に雅城会という雅楽をなさってる方々の集まりがあります。 結成してもう50年になるという歴史ある会なのですが、素晴らしいことに、世代交代が順調に進んでいます。 僕と同世代もしくはさらに若い方がいらっしゃるんです。
 今回「しだれ桜の下で雅楽を聞いてみたい」という無理なお願いを快く引き受けてくださいました、感謝。
 夜には雨も小降りになり、なかなか咲かなかったしだれ桜も見事に咲き、本当に情緒のある演奏会になりました。 来られた方は皆さん満足されたようです。 
 
 朝から強い風が吹き、雨も降り続いています。 残念ですが、花祭白象行進は中止となりました。 濡れることを覚悟して、ウールの縞の下にスタンドカラーのシャツを着込んだ金田一スタイルです。 足袋も穿かずに素足です。

 今日が待ちに待ったじょうはな織館の完成です。 ちらりと覗いてきましたが、素晴らしい施設です。 すでに織体験をなさってる方も居られました。
 店内では「しだれ桜のタペストリー」教室を開催しました。 悪天候にも関わらずキャンセルはゼロ。 飛び入り参加もあり、準備した材料がすべて無くなりました。 喜んでいただけたので良かったぁ…。

#なお雅城会ではさらにメンバーを募集していらっしゃいます。 あのすばらしい音色を御自分で奏でてみませんか?(写真をクリックすると拡大)

04/11/2003 はんなりと着物好き
 昨年の12/8に紹介したサイト「はんなり」のメンバーが遊びに来てくれました。 3人の女性のうちお二人はきもの姿で…。 昨日の若葉さんといい、きもの好きの輪が広がってるようで嬉しいです。
 ゆっくりお話しをしたあと、洋服でお越しの方に撫松庵のプレタきものを着てもらいました。 とても喜んでもらえたのでまたきものファンが増えたのではないかと思います。
 最後に記念撮影をパチリ! ニヤけてますねぇ→僕(笑) いかんいかん、こんなことでは(笑)

 今日は片貝木綿の単衣縞に代赭色(たいしゃいろ)の半衿。 薄手木綿の袴は後ろに袴腰が無い仕立です。

04/10/2003 郷倉千靭襖絵
 しだれ桜まつりの期間のみ一般公開ですので、まだご覧になってない方のために秘蔵の写真を公開しましょう。(クリックすると拡大) 二種類ある襖絵の片面(10枚組)です。
 仏手柑(ぶっしゅかん)と黒い鳥=叭叭鳥(ハハチョウ)が見事に描かれてます。 寺院内を案内してくださるお坊さんが手にしているのが仏手柑です。 柑橘類で甘い香りがします。

 ネットで知りあった若葉さんがきもの姿で遊びに来てくださいました。 とても嬉しいです。 古い羽織をつぶして半衿と帯揚、さらにバッグの一部に使っておられました。 ほんとうにきれいな色で良かったですよ。
 僕はグレー系の織木綿の袷に茶色の染木綿の袴です。 半衿と足袋も茶系で合わせてみました。

04/09/2003 岩佐又兵衛
 岩佐又兵衛(吃又兵衛)の観櫻遊楽園の屏風が善徳寺の宝物になってることは2002年7/21の日記に書きました。 今日届いたビジュアルワイド「江戸時代館」に又兵衛のことが紹介されています。 浮世絵のルーツとされる又兵衛が城端と縁があったことを嬉しく思うとともに、当時の城端はなんと力のある町だったのかと驚きました。 そろそろ「城端城を探す会」の活動を再開せねば…。
 きょうは青縞のウールに草木染の木綿袴。 ちょっと寒いけど裸足です。 男ウールにもいろいろあって(13,000円〜28,800円)、良いものは着心地が良いですね、当然ですが…。

 ところでこの「江戸時代館」という本は素晴らしい!どの頁をめくっても感嘆します。 一家に一冊かも…。

04/08/2003 城端を売り出そう
 朝から突風が吹いていて、いろんなものが店前の国道を転がっていきます。 ビール缶やなぜか日記?まで(笑) いったいなんなんでしょうか?
 しだれ桜まつりも中盤にさしかかりました。 この風が開花の前で良かった…と実行委員長としてホッとしています。
 KNB相本商店エコーカーのインタビューを受けました。 城端しだれ桜まつりについてです。 レポーターの高橋紀代美さんのお姿をパチリ! 僕は木綿の袷に袴姿といういつものスタイルでしたが、好評で気を良くしています。
 
 資源(桜や襖絵)が豊富な城端町ですから、もっと上手に宣伝できるといいのですが…。 どうしたものか?とデリデリドットコムの方とあれこれお話しました。 今日もいろいろな出会いがあった一日です。
【デリデリドットコム】http://www.derideri.com/

04/07/2003 縁(えにし)
 ネットで知りあった市川散人さんが訪ねてくださいました。 3/30の日記で紹介した
【旅の途中】http://sanjin.jp/ というサイトの方です。
 別院で午後の法話を聞き、ゆっくり時間をかけて中を歩き回りました。 散人さんはこれで四度目の城端ですが、別院の中に入るのは初めてだそうです。
 御殿で郷倉千靭の襖絵を公開していたので、そこから見える「美の法門」に話がおよび、民芸運動の創始者柳 宗悦さんが千葉県市川市ゆかりの方だと知りました。 「繋がってる」ことが驚きです。
 いままで何回も掲示板でやり取りをしていましたが、直接お会いすると文字だけではわからない「想い」みたいなものが伝わってきます。 想像以上に包容力がありユーモアのセンスもある方でした。 僕はセカセカしているので、散人さんのように歳をとりたいものです。
 5月の曳山祭や7月の虫干法会にもお越しいただけるそうで、再会が楽しみです。

 写真は花まつりで白象の上に安置するお釈迦様です。 現在山門下にあり、甘茶をかけてお参りできます。 本堂にて甘茶をいただくこともできるんですよ。 自然の甘味が後からジワッときます、

04/06/2003 着物の動物園
 13日まで「着物の動物園」を開園しています。 「犬やネコ」「キツネにたぬきにヒツジにネズミ」はたまた「ロバやクジラ」etc.…。 楽しい柄の帯や着物が沢山集まりました。 フォーマル一辺倒だった和装業界でも楽しい物作りをしているメーカーがあるんです。
 カジュアルきものには遊び心が必要ですね。
【詳細】http://www.craft-ran.com/ht/03zoo.html

 ようやく暖かい日になりました。 桜のつぼみも緩んできたかなぁ…。 きょうは出丸桜の移植記念式典です。 木綿のきものと袴を着用しています。(クリックすると拡大)

04/05/2003 レトロな紙芝居
 いよいよ今日からしだれ桜まつりです。 あいにくの雨で人出はいまいちか?と思いきや、朝刊に郷倉千靭父子の記事が載ったせいか朝から拝観者が訪れてます。
 午後の潅仏式(釈迦像に甘茶をかける式)のあと、山門下で昔懐かしい紙しばいをしました。 大きな自転車の荷台でかみしばいを読みあげます。 ただひとつ昔と違うところは、無料でアメが貰えるところ。 集まった子供たちは大喜びでした。
 きょうはレトロさを強調するために(?)下に久留米のシャツを着ました。 袴を穿いて裸足に下駄の、いわゆる金田一スタイルです。

04/04/2003 白象を飾り付け
 城端しだれ桜まつりのメインイベントに花祭の「白象行進」があります。 明日の潅仏式(かんぶつしき)から山門下で飾るのでお手伝いをしてきました。
 子どもの頃はとても大きく感じられた象ですが、大人になるとさほどでもないものですね。 でも子どもの目線で見ると巨象なんだろうなぁ。 他者の視点で物事を考えられるということが大事ですね。
 山門の南門に白象を安置しました。 普段開けることの無い門なので非日常の写真が撮れたと自負しています。
 花祭りは12日(土)午前に行われます。 白象を曳くお稚児さんを募集しています。 保育園児や小学校低学年のお子様の親御さんいかがでしょうか? 衣装代1700円を御負担いただくだけで、一生の思い出ができますよ。

04/03/2003 草原牛乳
 城端は小さな町ですが、牛乳屋さん(製造元)が2つあります。 現在我が家はそのウチの一つ「草原牛乳」を配達してもらってます。 写真のように大きなガラス瓶に入ってるんです。 美味しいんですよ〜。 この牛乳からできるのがミルキーハウスのアイスです。 暑い時季にはうちの店内でも販売しています。
 町の東側の山腹に原山牧場(はらやまぼくじょう)があり、夏は乳牛が放牧されます。 この牧場の上に展望台とパラグライダーのテイクオフがあり、散居村を一望できるんです。
 毎年GW後くらいに縄ヶ池のミズバショウが見ごろになる頃に道路が開通します。 とても良いところですよ。

 きょうは結城の3.5匁糸と余呉糸を使って織り上げた紬を着ました、着流しです。 妻が保育所の入所式で雌黄の紬を着たのでなんとなくあわせたんです。

04/02/2003 向野の桜写真展
 「じゃんとこい」で「向野の桜」写真展が始まりました(13日まで)。 スーパー農道山田川沿いにある見事なエドヒガン桜を地元のアマチュアカメラマンがそれぞれの思いで撮りました。
 さっそく見てきましたが、様々なアングルがあり競作のようで楽しめます。 かなりピンクの強い桜なのですが、時期によってはソメイヨシノのように白っぽく写ってることもあります。 半切から四ツ切りまで約30枚あるので、見ごたえがありますよ。 来年は出丸桜か別院のしだれ桜で写真展ができたらいいなぁ…。 (写真はクリックすると拡大します)

04/01/2003 初バレエ…
 京都から直接富山駅に降り立ち、パリ・オペラ座バレエ団の「ジュエルズ」を見ました。 プロのバレエは初めての経験です。
第1幕<エメラルド>Emeraude 第2幕<ルビー>Rubis 第3幕<ダイヤモンド>Diamantsの構成です。 正直言ってエメラルドは退屈でしたが、ルビーでの踊りにはもう感激しちゃいました。 人の心を揺さぶる踊りってあるんだなぁ…と。
 高かったけど、無理して行って良かったぁ。

 会場(の一部)は富山とは思えないくらい華やかな雰囲気です。 ドレスをお召しになった令嬢やきもの姿の若い女性も見受けられました。

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店長;清部一夫